楽しかった芸術鑑賞

6月19日(金) この日、今年度の芸術鑑賞が行われました。この行事は毎年行っているもので、演劇を鑑賞することもあれば、美術館や博物館、歴史的建造物等にて文化的、芸術的なものに触れ親しむということもあります。もちろん、今年のように美しい自然の景観や工芸品の体験実習などもあります。

 今年の行き先は、一関方面。猊鼻渓と厳美渓を楽しむことにしました。

 8時40分学校隣の矢次公民館前で大型バスに乗り込み、出発です。今年の参加者は生徒24名、先生5名、卒業生1名の計30名でした。3密にならないこと、マスク着用です。

 矢巾ICから高速も使い、目的の猊鼻渓までは1時間半程で着きました。

 早速、舟に乗り込み舟下りを楽しみました。

 天気は曇りでしたが、暑すぎず寒すぎず穏やかで、深緑の猊鼻渓はとても快適でした。大半の生徒たちが初めての舟下りであったので、のんびりと周りのそそりたつ岩や木々を眺めたり、魚に餌をあげたりとそれぞれが楽しんでいる様子でした。

 約30分かけて往路の終点の舟着場に到着。一番奥にそびえ立つ大猊鼻岩の見えるところまで徒歩で移動し、集合写真撮影。その後、「願掛けの穴」に運玉(運・寿・福・縁・願・恋・愛・絆・禄・財)を投げ入れるアトラクション?に挑戦する生徒もいました。ただ、この成功率はかなり難しく、やはり地道に努力するしかないのかと・・・

 さて、復路は川上から川下へ実際の舟下り。面白かったのは、竿一本で舟を操る船頭体験ができるということで、早速、3年生の男子が挑戦したことでした。初めてにしてはとてもスムーズに”運行”してくれました。また、進行方向が少し曲がった時も、他の生徒が修正を買って出たり、とても面白いものでした。

 船頭体験は、団体貸し切りだからこそできたのかもしれませんが、担当の船頭さんの粋なはからいに感謝いたします。♪げいび追分♪もとても良かったです! こうして無事にとても楽しい舟下りを終了し、お昼ごはんになりました。

 

 午後は一関の西に位置する厳美渓に移動。最初はサハラガラスパークさんにて、グラスコップにグラインダーのようなもので自由に模様をつけていく体験学習をしました。

 これには、生徒ばかりでなく先生方もハマって、楽しんでいる人がほとんどでした。デザインの型紙も数多くありましたが、中にはオリジナル原画を描いた生徒もいて、時間いっぱい取り組んでいました。

 今回、カメラマンとして特別参加の卒業生佐藤篤君は美術大学でデザインを勉強中ということもあり、特にも興味深かったに違いありません。

 そんなこんなしているうちに外は雨が強く降り出して、厳美渓観光はちょっとあいにくの状態に。なので、隣のサハラガラスのお店の見学バスに戻った生徒いたようです。でも、何人かの生徒は所期の目的を達成しようと、傘をもって厳美渓名物のだんごを求めて散策していました。

 この日一日の生徒の感想はというと、総じて「とても面白かった」と言ってくれる生徒も多く、なかには「猊鼻渓でカジカガエルのきれいな鳴き声も聞くことができたので、とても嬉しかったです」と、繊細な感覚で楽しんだ生徒もいて、みんな違ってみんないい思い出になってくれたかなと思います。皆さん本当にご苦労様でした。ありがとうございました。