高総体「空手道」競技出場

6月2日(土) 第70回岩手県高等学校総合体育大会「空手道」競技が岩手県営体育館で行われました。

 本校からは佐藤篤君が、「形」「組手」競技に出場しました。

まずは個人「形」の競技です。県内各地から総勢17名の参加で、最初は審判5人による採点方式の予選で上位8名を決めます。篤君は「ジオン」という形で予選を無事通過し、決勝トーナメントに進出しました。しかし、決勝トーナメント準々決勝では不来方高校の選手に敗れ、東北大会出場決定戦に臨みましたが惜しくも7位にとどまり、出場権は得られませんでした。

 気持ちを切り替えて午後からの「組手」。29人の出場でした。1回戦の相手は大船渡高校の選手。上段突き等で、順調にポイントを重ねていき、試合時間3分間のうち、残り1分間のところでアクシデントがありました。相手のひざが篤君の首の後ろにあたり、一瞬気を失い、倒れてしまったのです。10秒以内に起き上がれなければ、この大会の組手競技には出られなくなります。篤君は幸いにも気が付き、起き上がることができましたが、意識は少し朦朧としていたようです。しかし、早く終わらせたいと思い、その後も速攻でポイントを重ね、8-0で勝利しました。

 2回戦は、今大会第3シードで、結果的に優勝を果たした釜石高校の選手とあたり、果敢に回し蹴り等で攻め込みますが、ポイントにならず、0-7で敗れ、ベスト16にとどまりました。

 後で聞いたところによると、やはり1回戦の首のダメージが響き、地に足がついていなかったとのことで、大変悔しい思いをしたということです。

 この悔しい結果を受け止め、まずは痛めた所を治し、次なる挑戦をしてほしいと願います。

 (写真左は1回戦 赤が篤君、写真右は2回戦 青が篤君)