始業式・物理実験授業

1月15日(水) 今日から新年のスタートです。今日は1校時目に始業式が行われました。

 最初に校長の私から、新年のあいさつと短い講話をしました。講話の主な内容は、新しい年を迎えた時の心構えとして参考にしてほしいという理由で、安岡正篤(やすおかまさひろ)の『一日一言』という本から、

1月1日「年頭自警」

 一、年頭まず自ら意気を新たにすべし

 二、年頭古き悔恨を棄つべし

 三、年頭決然滞事を一掃すべし

 四、年頭新たに一善事を発願すべし

 五、年頭新たに一佳書を読み始むべし

という言葉を紹介し、古いものを捨て、新しい心構えで心に太陽(希望)をもって前を向いて進もうという趣旨の話をしました。生徒たちは真剣に聞いてくれました。

 次に斉藤先生から教務、野村先生から生徒指導についてのお話があり、生徒一人一人の目標(決意・抱負)を発表して、無事式を終えました。 

 続いて令和2年の初日の授業の一コマから。3年生「物理」の授業。担当は畑先生。今日のテーマは「位置エネルギーの電気エネルギーへの変換」ということで、実験機材を持ってきてくださいました。

 実験機材のセットは男子、実験結果の記録は女子と役割分担です。仕掛けは手回し発電機をある程度の高さに置き、糸のついた重りを落とすことによって、発電機を回し、発生した電流と電圧を計測するというもの。

 畑先生の実験の目的と方法の説明の後、生徒たちは、重りや高さを測ったり、電流計、電圧計の配線をしたりと実験装置のセットから興味津々な様子でした。

 いよいよ実験では重りを落下させると、勢いよく落ちるかと思いきや意外とゆっくり。今回は1メートルの高さから下まで落下する時間も図るためにストップウォッチも準備されました。そして、電流と電圧の目盛を正確に読み取る作業と記録も同時に必要ということで、みんなの協力があればこそ成功するものでした。

 この日は2回実験を行い、記録をとって、検証は次の時間にやろうということで終了しましたが、ちょっと本格的な物理の実験は久々でとても興味深いものでした。ありがとうございました。